地口行灯

【じぐちあんどん】


江戸の言葉遊び

地口絵とは格言・ことわざなどを駄洒落にした戯画

江戸時代後期には稲荷神社の初午(はつうま)の祭礼で地口絵を行灯にしてることが恒例となっていました。

現在も、祭礼や店舗の軒先に地口行灯を飾る風習が残っており地口絵を描く技術も伝承しています。

 

地口絵

地口とは駄洒落(だじゃれ)の一種で、よく知られた言葉やことわざを発音の似通った語句に置き換え、違った意味に読み替えるなどして楽しむ言葉遊びです。

左:とんでゆに入る夏のぶし

元句【飛んで火にいる夏の虫】

 

中:わらう顔にはふぐきたる

元句【笑う門には福来る】

 

右:えびすだいこくう

元句【恵比寿大黒】